イントラまでの道のり・~・~第三章~・~・
ある日、AOWの講習のアシストで入る。
のりたん以外にもう1人のプロコース生もアシストに入る。
この日はディープダイブ講習&ファンダイブ お客様は6人。
AOW講習では水深30Mまで行くと、そこで計算問題などをやり、
窒素酔いを実感してもらう。
計算問題が終わったころ、メインのイントラが生徒の残圧を確認している。
でも、私達プロコース生の残圧はチェックしない。自己管理しろ!ってことだ。
(ちなみにこの頃もまだ30~40本そこそこである)
のりたんは、もう1人のプロコース生に、ハンドシグナルで残圧大丈夫か?って
聞いた。その男性は、両手とも生徒のタンクを押さえていたので、
ウンウンと顔をうなずかせた。大丈夫だな。そう思った。
そうこうしているうちに、イントラが戻るの合図。
1の根の先にある亀岩付近から、1の根沿いに戻る。
のりたんは、またポジショニングの確認。人数確認。残圧確認。
浮上気味のお客様を沈める、どんどん沈んで行くお客様を引上げる。
もう1人のアシストとお互いそれを繰り返しながら付いていく。
ふっと気が付くと1人足りない。\(◎o◎)/!
もう一度人数チェック!1・・・2・・・3・・・4・・・5・・・6・・・
やっぱり足りない!!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
チリチリ~とイントラに合図。イントラに1人足りないと合図。
イントラが、1人1人講習生の顔をチェックしながら数えている。
あれ?講習生全員いるよ?と不思議そうな顔している。
でも1人足りないもん!再び合図を出す。
誰がいないんだろう・・・。のりたんも1人1人顔をチェック。
あれ?本当だ。講習生全員いる。(’’? ハテ?
あっ!!!!!!!
もう1人のアシストがいないんだ!!
そこは水深20M付近。周りを見渡してもいない。
・・・。、もしや上か?
見上げると、水面に1人浮かんでいた。
イントラは、のりたんにここで待て&皆を見てろの合図。
1人浮上していく。
みんな不安そうな顔をしているので、にっこり笑顔でお魚さんを指差したり・・・
でも、1人講習生の残圧が30になっていた。もう1人は40。
えぇぇぇ\(◎o◎)/! (心の叫び)
そしたらイントラが戻ってきた。こっそりとイントラにみんなの残圧を報告。
ここで浮上するの合図が出た。ゆっくりと笑顔で浮上開始。
でも心の中はバクバクなのさ~(笑)
水面で仲間に落ち合うと、なんとエアー切れで浮上したらしい。
だってあなたその直前に残圧聞いたらウンウンってうなずいてたじゃん?
そう思ったのりたんは、彼に聞いてみた。
したら・・・のりたんが残圧聞いたことを覚えていないらしい・・・
完全に窒素酔いしてたそうだ。
その時ののりたんには、プロコース生までの管理なんて
そこまでする余裕はなかった。
その後彼は、イントラにめっさ怒られていた・・・
「なんで残圧を報告しないんだぁ~!!」 と・・・
彼いわく、こんなに残圧が少ない(生徒より少ない)のを報告したら、
イントラに怒られると思ったらしい・・・。
その翌週、同じような状況がやってきた。
また人数確認するが一人足りない。でもお客様は全員いる。
またか・・・
見上げるとまた前回同様プロコース生が水面にいた(しかも前回と同じ人)
今度はウエイトを落としたらしい・・・
その翌週にまたやってきた彼は、荒れるIOPの海をみて、
「ディープ(30M)行くのは怖い・・・」 とお客様の前でつぶやいてしまったのであった。
それを聞いてしまったお客様のドキドキ。
それを聞いてしまったイントラは「お客様の前でそんなこと言うな!」と激怒。
それを聞いていたのりたんは・・・
「あなたもお客様の前で怒鳴るなよ・・・」 (ーー;)
そう心でつぶやいたのであった。
そして、その彼は、二度と現れることはなかった。
しかも既に支払ってしまったいたDMまでの講習料(大金)すら諦めて・・・
ダイビングは・・・本当に楽しいスポーツなんだろうか?
いったい何が楽しいんだろう・・・。
そんな疑問を抱いているのりたんであった。
第三章お・わ・り
by norichan8686 | 2005-11-11 01:14 | その他(海)