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イントラまでの道のり・~・~第六章~・~・

DMになっても、辛い日々は何ら変わることはなかった・・・

こうなったら何が何でもイントラになってやるぅ~!!!<(`^´)>
冬空を見つめ、両腕を組み(足は肩幅に開き)そんな決心をしたのりたんだった。



あれは、寒い冬のこと。
プロコース生しか参加者がいないので、トレーニング日となった。

イントラのあの不吉な笑顔・・・。今でも目に焼きついています。。

(ー∇ー;) ナンダカトッテモイヤナヨカン・・・

そしてポイントに到着すると、イントラが一言。
「今日は俺海に入らないから、ナ○○ー宜しくね」と・・・

注意)ナ○○ーとは、のりたんの昔の源氏名である・・・(苦笑)

(- .-)ヾ ポリポリ
えっとぉ~・・・何をおっしゃっているのかしらん?

そしてこの言葉が続いた。
「まずは水面ダッシュ・潜降ダッシュ・水中ダッシュだから」

('◇')? ハテ? も・・・もしや・・・“あれ”をやるのか????

ε=ε=ε=ε=┏(>_<)┛ε=ε=ε=ε=┏(>_<)┛キターーーーー!!ニゲロ~!!

“あれ”とは、まず水面を超スーパーダッシュで泳ぎまくる!(約200Mほど)
心臓が飛び出る!!呼吸困難!!
そして、呼吸を整えることなく、即座にレギュにくわえなおし潜降!
息が上がってしまっているからなかなか潜降できない!!ヒエェェェ~\(◎o◎)/
潜降と同時に、今度は水中を猛烈ダッシュ!!!

普段、ファンダイビングだと、50~60分ぐらいかけて回るコースを、
10分以内で戻って来るのだ。
以前、これをやった時は、ほんとうに辛かった・・・。

もしや・・・ “あれ” やるんだすか???
せ・・・せめて、潜降する前に休憩をください・・・な・・・。

そんな事を言おうもんなら、
「もし救助に行かなければならない状態の中、息が上がっているから、
潜降できません。休憩させて下さい。なんて事は言えーん!!!甘えるな~!!」
と言われる。。

冷たくもイントラは 「はい。いってらっしゃ~い♪」 と手を振るのであった。

シブシブと海に向かうのりたんと、プロコース生2名(男1・女1)

フィンを履いて「ヨーイ!!ドン!!!!

とにかくとにかく必死にダッシュする。

だって・・・。
いくら後輩が男だって言っても、負けたら怒られる・・。
負けるわけにはいかない!!!!頑張れのりたん!!!

潜降ポイントまでもう少し!
後ろを振り向くと2人が必死についてきていた。

苦しそうだ・・・。

そして、潜降ポイントで2人を待ち潜降の合図。
※一応、安全管理上、2人を置き去りにしてはいけないので。

しかし・・・女の子がゼーハーゼーハーしてしまっていて
レギュを加えられない。

ちらっと岸を見ると、イントラが両腕を腰にあてて険しい顔で
こっちを見ている。

やばい!このままではやり直しになってしまう!!

「マー○!頑張れ!!心臓が飛び出てもいいから潜降しろ!!!」

のりたんも心を鬼にして叫ぶ。
だって・・・。もう1回やり直しの方が辛いに決まってる・・・

彼女も必死にレギュを加えた。
今だ!のりたんは一揆に潜降して、下から引っ張って潜降させる。
男性の方も、なんとか潜降してきた。
とりあえず第一関門突破。

そして休む間もなくダッシュで水中移動!!
2人がはぐれない程度に距離を保ちながらもダッシュする。
なんとかついて来ている2人。でも顔がグシャグシャになっている・・・。
見るからに辛そうだ・・・。

頑張れぇ~!!!!ファイトォ~!!!イッパ~~ッツ!!!
またしてもこの言葉を心で叫んでいたのであった。

そして戻ってきてタイムを見るとなんとか大丈夫だ!
良かった・・・。

エキジットすると、2人はゲッソリしている。
イントラは満足そうな顔をしている・・・

このお方はもしや “S” か????
そう思わずにはいられないのりたんであった。


第六章お・わ・り

by norichan8686 | 2005-11-17 19:10 | その他(海)